「西田修身先生を偲ぶ会」報告
幹事代表 三村治夫
平成23年11月21日(日)、神戸大学大学院海事科学研究科総合学術交流棟1階「梅木Yホール」にて、「西田修身先生を偲ぶ会」が執り行われました。
神戸商船大学機関科13期生の西田修身先生は、卒業後日本郵船(株)に三等機関士として入社されました。
その後、母校機関科の「燃料燃焼及び潤滑論」を担当する講座に助手として着任され、学生指導や研究活動に熱心に取り組まれました。
平成15年10月の神戸大学との統合時に初代海事科学部長となられ、海事科学部の管理運営に尽力されました。
その後、神戸大学理事(副学長)として神戸大学の管理運営の一翼も担われました。
平成22年11月9日66歳で永眠されました。
「偲ぶ会」では、奥様とご子息様を迎え、参加者91名各位の白菊の献花にはじまり、ご略歴の紹介、代表者2名の偲ぶ言葉、ご家族からのお言葉を拝聴しました。
井上篤次郎元神戸商船大学長の「偲ぶ言葉」は、深江での30有余年にわたる西田先生とご自身の親交に触れておられ、故人のお人柄が偲ばれました。
小田海事科学研究科長は、国立大学法人を経て神戸大学との統合へと至る大きな変革期に、
西田先生の担われた重責並びに当該研究科の基盤づくりへの多大なる貢献について語っておられました。
ご子息の耕介様は、ご家庭での西田先生の様子等を気さくに話され、閉会となりました。
懇親会は緒方一彦名誉教授の「献杯」のご発声で始まり、しばらく歓談の後、機関科1期生の柴直延氏が「偲ぶ言葉」を述べられました。
その後、今も元気な元女子学生や水泳部、野球部の卒業生等から西田先生の思い出が紹介されました。
杉田英昭名誉教授は、白鴎寮での寮生活に触れられ、その当時から一貫して変わらない西田先生のお人柄を紹介されました。
13期生で航海科卒業の久保雅義名誉教授が感情のこもった「なかじめ」のあいさつをされ、
竹増正信名誉教授と杉浦昭典名誉教授の音頭で、寮歌「白波寄する」を皆が肩を組み、天国へ届けとばかりに全員で合唱し、解散となりました。
東京や九州方面からも参加していただき盛大な偲ぶ会となったことは、西田先生のお人柄ゆえであり、よい供養になったことと思います。