海神会会長の挨拶


伝統を受け継ぎ新たな時代へ

海洋政策科学部同窓会 海神会 会長 片岡 徹

 平素は、会員の皆さまには、海神会の活動にご支援、ご協力賜り ありがとうございます。
一昨年来の新型コロナウイルス禍の中、 学内行事 、同窓 会総会等様々なイベントが中止されました。
一日も早く日常が取り戻せることを願っています。
さて、2021 年 4 月には、「海の神戸大学」をめざし、日本の海洋立国を牽引す
グローバルリーダーの育成を目的とした 海洋政策科学部に1期生が入学し新たな時代が始まりました 。
 今後、脈々と培われた海事分野での伝統と文化を受け継ぎ、海洋環境、地球温暖化等の
多方面の分野への挑戦に期待いたします。
 また、長きにわたり地元にも親しまれた “深江丸 は 35年の 歴史を閉じ、
新たに 海洋探査機能、災害支援機能等を備えたひと回り大きくなった 新造船 “海神丸”が 今春 就航いたします。
(2022 年3月23日引き渡し式予定)
 今年2022 年は、大学・学部名は変わりましたが、 神戸商船大学創立 (1952年)以来
節目の70周年を迎えます。
 同窓会といたしましては、卒業された多種多様な人材が 気軽に集える場を提供し、
学部生にも身近に感じてもらえることを目標として活動しております 。
 今後、 基金を活用し、学部は元より学部生への支援に取り組んでまいります。
                              (2022年3月)  

会長 片岡 徹 (N18期)

2019年(令和元年)5月25日の総会において、前会長の小見山純郎氏より海神会会長の重責を引き継ぎました、
神戸商船大学航海学科18期卒業生の片岡徹です。
海神会も、2003年10月神戸商船大学と神戸大学の統合により海事科学部が設置され、2004年2月に海事科学部同窓会として発足、さらに2007年5月には正式に「海神会」と命名され、2017年には海事科学部と一体となって創基100周年の記念式典を執り行うなど、着々とその歩みを進めてまいりました。

神戸大学には現在10学部・14研究科・1研究所からなる9つの同窓会があり、海神会もその一つとして他の同窓会に負けず種々の活動を行ってきましたが、御存じの通り神戸大学は令和3年4月に「海事科学部」を発展的に解消し、新たに「海洋政策科学部(仮称)」を設置することが本年7月に発表されました。これを受け海神会も新たに設置される海洋政策科学部(仮称)をその母体として活動を進めていくことになりますが、今また本年11月5日に神戸大学の全学的な取り組みとして海洋政策科学部(仮称)における教育をその3本柱(教育・研究・運用)の一つとする、「海神プロジェクト」が発表されました。

このプロジェクトの詳細は神戸大学のWEBサイトでご覧いただけますが、端的に言って神戸という立地・歴史に恵まれた総合大学としての「海の神戸大学」をブランディングとして大いに社会にアピールし、海洋立国日本の発展に貢献しようとするものであり、OBの一人としては光栄に感じるとともに、まさに今後の神戸大学、就中、海事科学部の発展形である海洋政策科学部(仮称)の進むべき針路が示されたものと理解しております。
こうした変革の時機に、会長に就任させていただいたことは身の引き締まる思いであり、新たなる針路に向け、今後とも会員諸兄のお力を借り、母校ならびに同窓会の益々の発展に全力で取り組んでまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

― 以上 2020年7月17日に追加致しました ―


会長 小見山純郎(17N)


昨年(平成29年)6月に前会長の久保雅義先生から海神会会長の重責を引き継ぎました
航海学科17期生北寮211号室の小見山純郎です。
平成15年10月の神戸大学との統合を受けて海事科学部同窓会が発足し、
平成19年5月に正式に「海神会」と命名されました。

歴代の海神会会長は初代の井上篤次郎先生をはじめ歴代名誉教授が主として務めて来られました。
今回は海事に従事する民間人に会長職を執らせてはどうかとの諸先輩方のご意見を受けて、
大阪湾水先区水先人の小職が海神会会長に選任されました。
これまで、申し訳なきことながら海神会の活動にはほとんど関わって来なかった私に、
水先業務と並行しての海神会会長職が務まるかどうか極めて不安ではありますが、
少しでも皆様方のご期待に副えるよう努める所存ですので、
ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

我々が在学中の神戸商船大学は、日本海運・造船業を担う海技者の教育・養成を第一義として
存在していましたが、その後の大学改革と神戸大学との統合により、
現在の海事科学部の有り様が旧商船大学卒業生にも解り辛くなっているように思います。
それらの紹介も我々海神会の役割の一つかと考えています。
そしてやはり同窓会とはなんであるか。初代井上篤次郎会長が述べられている通り、
同窓会会員同士がともに過ごした時間、ともに歩んだ道、それに思いを馳せ、
感謝することではないでしょうか・・。
ここに今また心を新たにして、会員相互の消息を通じその“時間”と”道”への感謝の気持ちを広げ、
友誼を進めることにより、母校の発展に寄与し、社会発展の一翼を担えるように、
微力ながら尽力させていただく所存ですので、これまで同様、皆様方のご支援、
ご協力をよろしくお願いいたします。

― 以上、平成30年8月19日に追加しました ―


会長 久保雅義(13N)

この度、第2代海神会会長の西原興一郎会長の退任に伴って、海神会の会長に選任頂いた、
神戸商船大学13期航海学科の久保雅義です。

 2007年5月の同窓会総会で海神会ができてから6年が経ちました。
海神会も少しずつ形が整いつつありますが、若い会であり、
これから陣容を整えていかなくてはならない点もあります。
私自身も神戸商船大学での学生時代4.5年、大学に残り教育研究生活を39.5年、
合計44年の長きにわたって大学にお世話になってきました。
その間多くの先生方、先輩方と色々な問題が起こるたびに、話し合いをし、
有益な指針をいただいてきました。
初代井上篤次郎会長の言葉に「縦横斜めの人間関係を重視せよ」という言葉がありましたが、
まさに同窓会はこのような人間関係を提供してくれる場であったと思っています。
多くの同窓が海神会に集い、昨今の問題多き世界情勢を見据えて議論し、
海事科学研究科の発展を支えていきたく考えています。

 2003年10月に神戸商船大学と神戸大学が統合され海事科学部が設置されましたが、
今年は海事科学部創立10周年の年でもあります。
この10月26日には10周年記念式典が行われます。さらに2017年は創基100周年を迎えることになります。
海事科学部と海神会は1体となって100周年記念式典を計画しています。

 海での人間活動のあるべき姿を追求する海事科学部は個別的視点のみではなく、
総合的視点から社会の抱える問題点を指摘し解決する使命を持っています。
このような伝統を踏まえ、海神会は学部、研究科との発展に少しでも貢献したく考えています。

 関係するすべての方々の御助言と御協力をお願いし私の挨拶といたします。




会長 西原興一郎(E10)

 このたび、井上篤次郎初代会長の後を引き継ぎ、2代目の会長に就任しました西原興一郎です。

井上篤次郎前会長は、同窓会の創立以来5年の間、草創期の幾多の難関を乗り越えて海神会の
基礎を整えられました。

 前会長のご挨拶の中に述べられている「同窓・クラスメートとの懇親、母校への支援、その結び
つきの一段の強化」を引き続き運営のキーワードとして、皆様方・会員諸氏のご支援を頂き、さらに
海神会が発展しますよう、会の運営を図って行きます。

 当面の課題としまして、
1. 会員リストの整備 : (約25%の方々への「海神会だより」が住所不備で返送されております。
2. ホームページの内容の充実 : (即時性を生かし、毎年1回発行されている「海神会だより」を補って参ります)
3. 評議員制度の充実 : (全会員の総意を反映させるため、その機能を強化してゆきます)

 以上、簡単ですが、私の就任に際し、今後の活動に付きましての方向付けをご説明致しました。

 ご協力のほど、お願い致します。

― 以上、平成21年7月9日に追加しました ―




挨拶
会長 井上篤次郎(N1)

 先に神戸商船大学は神戸大学と統合し神戸大学海事科学部となり、この4月1日からは国立大学法人に、
そして新入生を迎えました。これを機に海事科学部同窓会を設立することとなり、
2月28日の設立総会において会長に選任いただき、
謹んでお受けいたしました。私のようなものが新しい同窓会の会長として相応しいか
自問しますが、皆様のご支援をいただき微力ながら尽くしたいと思います。

 神戸商船大学は東京商船大学またその前身校とともに同窓会的組織として(社)海洋会をその活動基盤としてきました。
今回、神戸大学の他学部同窓会、そして連合体の神戸大学学友会への加入などを考えるとき、
(社)海洋会そのままでは無理があり、新しい同窓会を設立し神戸大学の一員として歩もうというのは自然の動きと思います。
また(社)海洋会は公益法人であり、一つの技術・職能集団として社会へのサービスなど、その広い活動は変わりありませんので、
この同窓会も連携していくべきものであり、これまでと同様変わらぬご協力をいただきたくお願いします。

 同窓会とはなんであるか。同窓・クラスメートとの懇親、母校への支援、その結びつきの強化を通して
社会への貢献など、いろいろあるでしょう。
そしてそれは、貴方とともに過ごした時間、貴方とともに歩んだ道、それに思いを馳せ、
感謝することではないでしょうか。
私にはそのように思えます。この同窓会もその“時間”と“道”への感謝の気持ちを広げ、
社会発展の一翼を担えるようにしたいものです。

 疾風怒濤、これからどのような海面状態かわかりませんが、
海事科学部が洋々たる大海原を突き進む姿を思い描き、皆様とともに
海事科学部同窓会の設立を祝い発展を願うものです。
また統合やこの会の設立に尽力されました方々に謝意を表すとともに、
発足したばかりで不備な点が多々あるでしょうが、皆様のご助言とご協力をお願いし挨拶とします。

以上