海神会 神戸大学海事科学部同窓会


神戸商船大学柔道部 深道会員と家族の墓 
平勇登先生・志井正夫先輩に感謝して、平成21年10月建立
「深道会共同墓で来世も楽しく」

墓開き式典(H21年10月10日)と墓前祭(H22年6月12日)実施について

              神戸商船大学柔道部深道会共同墓管理委員会
                   代表 11期航海科 岡田敏男
深道会は、故平勇登先生のご指導の下昭和33年三期生の提唱により発足した柔道部現役学生を精神的・経済的に支援しつつ、
会員相互の親睦を保つ後援会として活動を継続してきました。平成16年の神戸大学との統合後クラブ活動の場が六甲キャンパスに移り支援すべき対象を失い
近年はOB会員相互の親睦会として活動を継続してきました。
H17年の深道会有志による東北旅行中に「深江で一諸に過した仲間で、来世も楽しく呑みたいな!」の会話が発端でした。

発案から5年の歳月を要しましたが、志井正夫先輩ご令室登志子様の絶大なるご協力と、深江会館館長のご理解を得て,種々困難を乗り越えた末、
私どもの青春の地深江に深道会共同墓を建立できました。
認可された共同墓を末永く公正に運営してゆくために、深道会共同墓管理規定・同管理規定細則・同管理委員会規則等の原案を作成し、
平成21年5月横浜で開催された深道会総会にて、深道会共同墓管理委員会の委員の選任を含めて満場一致で承認され実施に移してゆきました。

神戸商船大学OBの皆様は白鴎寮から商船大学への通学途中、高橋川を渡り阪神電鉄の踏切までの間に深江墓地があったことを覚えておられると思います。
共同墓は深江の白鴎寮と大学の間の深江墓地に建立されています。
南向きで日当たりも良く母校の方角を向いています。
狭い都会の墓地の中なれども精一杯の墓地面積を確保でき、洋墓方式の墓標前面には「神戸商船大学柔道部」と「深道会員と家族の墓」を刻字し、
墓標裏面には「平勇登先生・志井正夫先輩に感謝して、平成21年10月建立」と刻字しました。
水鉢前面にはコンパスマークが彫られています。
墓石前面両側に2基の霊標が設置され、3名の物故会員の氏名・没年月日・享年が白字にて刻字されています。
また18名の一般会員は赤字にて氏名のみ刻字をしています。
主墓石の左横には、過去帳・墓参記録簿収納箱を設置し墓参記録簿の他に故人の遺影・柔道部員の集合写真などを納めています。


この共同墓は、宗教・宗派を問わず、深道会員であれば、家族会員として申し込めば末代までの家族の入墓も可能です。
既にお墓が決まっている方も個人会員として分骨入墓出来ます。

墓標両脇に設置している霊標の刻字は、氏名(俗名)・没年月日・享年のみとしています。
墓標と霊標は全てインド黒石という上質の黒光りする石材で作られ、「カロート」と言われる納骨スペースは充分広く作られており50名分の納骨ができ、
また霊標は増設することにより66名分の刻字が出来ます。

墓開き式典

「墓開き」式典は、平成21年10月10日晴天の下、来賓、霊標に名前を刻字した深道会員とその家族など22名が集まり、
11期航海科岡田敏男が司会を務める中、地元の浄土真宗正寿寺ご住職のお勤め(入魂)を頂きながら、厳かに執り行われました。
式次第 1.分骨もしくは遺品納入(カロートに分骨・遺品を納入)
      平勇登先生、志井正夫先輩、加藤壯様、船原昇・ちづゑ様
    2.墓標除幕(白いさらし布を取り除く)
      墓標前面の刻字内容
      神戸商船大学柔道部 深道会員と家族の墓
      墓標裏面の刻字内容
      平勇登先生・志井正夫先輩に感謝して、平成21年10月建立
    3.正寿寺ご住職によるお勤め(入魂)
      ご来賓の焼香:志井登志子様 重永成子様(平先生ご長女)
             海神会事務局長小林通宏様
             深道会関東分会長高石勝様
      物故会員の焼香:6N加藤壯様ご令室晴子様
              8N船原昇様・ちつゑ様ご長男宏様次女可愛様
      一般会員の焼香:1E三浦敏夫様、2E喜多村輝昭様・美代子様、
      5N岡田一三様、5N廣田孝夫様、8E村田明様・豊子様・悦子様、
11N岡田敏男・明美様、13E田中貴雄様、14N立見五十七様、
14E春木仁朗様、
    4.寮歌献唱
    5.過去帳・墓参記録簿収納箱の説明と鍵渡し、
    6.記念撮影

白鴎寮のすぐ近くで今は余り歌われることがないであろう寮歌を献唱して墓開き式典を終了し、
阪神深江駅北側国道2号線沿い赤鳥居付近の日本料理店「桂」にて、昼食会(偲ぶ会)を実施しました。
岡田共同墓管理委員会代表挨拶のあと三浦敏夫先輩の献杯に続き、共同墓地建立の大願成就をよろこび合い、故人を偲びつつ、
制限時間いっぱいまで昼間にもかかわらず多いに飲み語り、実に楽しく愉快な昼食会(偲ぶ会)でした。

墓前祭式典

今年の平成22年6月12日入梅前の晴天の中、柔道部の深道会総会の行事の一環として、来賓として神戸大学海事科学部学部長小田啓二様をお招きし、
総員20名の深道会員が参加して「墓前祭」を実施しました。
墓前祭では、胸にコンパスマークと商船大のネーム刺繍入り柔道着2着を「カロート」と言われる納骨スペースに収め、読経の流れる中で
順次焼香を済ませた後清酒で献杯をし寮歌を献唱しました。これにて、前回の「墓開き式典」と合わせて共同墓建立の一連の式典を終了しました。
当日はその後、神戸大学所属練習船「深江丸」に場所を移して、深江丸矢野吉治船長のご好意により、
現役柔道部学生6名を交えて懇親会そして懐かしのボンクでのお泊りとなりました。


共同墓建立に於ける費用負担

共同墓建立に要した費用は、初期費用及び今後10年間の継続的管理費用をプールして、大略2,700,000円でした。
地区自治会の運営する墓地である為に、永代使用料・年間使用料が安く設定されていた為です。
第1期申し込みとして家族会員1単位7名7単位、個人会員1/2単位4名2単位、
合計9単位となり、従って按分の結果、家族会員300,000円、個人会員150,000円の分担金となりました。
今後、会員の増加の都度、分担金が再計算されますので、以後に申し込みされる新規会員は分担金が上記の計算よりお安くなり、
また初期からの会員には割戻金が発生します

共同墓の今後の運営

今後は、深道会共同墓管理委員会によって共同墓の維持・管理・諸運営の業務を行なうことになり、その構成は代表、代表補佐、委員、
委員(法律顧問・弁護士)、監査役2名の合計6名となります。共同墓の運営の一番の問題は、その永続性にあります。
今回、家族会員は、本人・配偶者はもとよりその子々孫々まで入墓資格を有することにして、
共同墓の永続性を保ち私どもの子孫から新たな共同墓管理者が出てくれることを期待しています。

神戸の深江近辺は、骨壷に入れての納骨ではなく、お骨納袋といわれるさらし袋に入れて納骨する習慣となっているために、
歳月の経過とともにお骨は自然に帰ることとなります。納骨スペースは充分広くしている事もあり、共同墓としての要件は確保していると思います。

あとがき

神戸市東灘区の本庄・青木・深江地区では、戦没者の忠魂碑や阪神大震災の被災者の慰霊碑はあるが、
私どもの共同墓がこの地区での始めての共同墓となりました。

昨年10月に建立して以来、盆・暮れ・春秋の彼岸には選出された管理委員が墓参して手入れをしているが、
必ずというほど墓参に来ている周囲の人々が集まってきてくれ、いろいろ褒めてくれたり、質問をしてくれるのが何よりうれしくまた誇りに感じています。
昭和から平成に移り、あらゆる事柄に関する価値観も大きく変遷してまいりました。
葬儀に関しても、中身の濃い家族葬や墓石の代わりに樹木を植える樹木葬散骨葬が行なわれる時代となってきました。
お墓の建立についても、遺族の負担の軽減と少子化の現象からでしょうか、共同墓方式が広がってきています。
共同墓の方式も寺院が取り纏める共同墓や継承者がいなくても入れる永代供養墓、地域各種団体で趣味を同じくする人々の集まりによる共同墓等
多種多様ですが、今回私どもが建立した「深江の商船大学で柔道を絆として結ばれた仲間の共同墓」も共同墓の方式として参考に成るのではないでしょうか。
現在第2期の入墓希望者を募集中です。深道会員で希望者は深道会共同墓管理委員会代表岡田まで連絡下さい。
また、共同墓建立の参考とされたい方は、海神会事務局を通じて「深道会共同墓管理規定等一式」を送付いたします。